久々恐怖を感じた…

８０代の女性が搬送されて来た。

重症ではないけど、中等症といったところで入院加療となった。

救急車に同乗して来たご主人と長男に入院に必要な書類を渡して記入の説明をしていたところ、ご主人がおかしな事を言い始める。

看護婦さんは、こんな夜も働いていて生活が大変なの？

今時、常勤で夜勤を免れるなんてクリニックと介護施設しかなくね？と思いつつ、夜勤は月に最低4回は入る義務があります。当たり障りなく答えると、今度は食事は外食とコンビニかと聞かれる…

いいえ、休みの日に副菜を何種類が作り置きしてるので、あまり外食やお惣菜を利用することは、ありません。変なこと聞く人だな…と思いながら、説明を進める。

掃除や洗濯はたまにしか出来ないんじゃない？

はぁ？💢休みのたんびにフル回転だわ💢

顔に出さずに、お休みの日に済ませますよと営業スマイルでかわす。

やっと入院準備整って、病棟からもベッド出来たでー？の連絡が来たので家族に声を掛けた。

病室には入れないけど、病棟のナースステーションで担当看護師から入院オリエンテーションがあるので家族も一緒に病棟へ上がって貰う。

その為に呼んだエレベーターの中で、背中に戦慄が走る出来事が…

いきなり長男が

今の女性は働かずに夫の給料で贅沢をしたがる人ばかりで、なかなか相手が見付からずに婚期を逃してしまいました。わたくしの希望としては貴女の様に仕事と家事を両立してくれて、高齢な両親の健康管理もしてくれる様な女性と家庭を築きたいです。現在は就職活動をしていて、仕事が見付かり次第働くつもりです。父とも会話が弾んでいましたし、わたくしからは十分に合格です。

咄嗟に、いいですねぇ、結婚かぁー

私、まだあと1500万の借金あるからなぁ(嘘)

馬券ですっちゃってアハハハ(大嘘)

と言ってみた。

夫の稼ぎで贅沢って、オマエが言うな無職のオマエが。神経質なのか事あるごとに手をシャバシャバ洗に行く小太りな妖怪小豆洗いみたいな無職だから結婚出来なかっただけで、最初からオマエに婚期など無い。

したがって十分に不合格