これ女性に限った事では無いのかも知れないけど、看護師なんてまだ女性の割合が高い職種だと、よく聞くのが陰口悪口。もし当人が嫌な思いをしたなら、毒吐きたい気持ちも分からないでもないが、これは聞き手の精神的成熟度によって職場は天国にも地獄にもなる。

腹黒的には物事は必ず多面性をおびていて、一方向から見た物事が正では無いと常に意識してる。

ＡさんがＢさんにＣさんの悪口を吹き込んでる。

ＡさんはＣさんから受けた言葉が気に障ったかもしれない。しかしＢさんはＣさんから今まで特に嫌な気分にさせられた事はない。

さてＢさんがＡさんの話をどう受け止めるかだ…

「そうなんだ、Ｃさんに言われて気に触ったんだね、気持ちが落ち着いたらＣさんにＡさんの気持ちを話してみたら？」と第三者的な立場を守れるか、

「えー？Ｃさんてそんな事言うの？今までＣさんの事を信用してたけど、私もＣさんと距離置くわ」と、自分もＣさんから被害を受けたように錯覚するか。　

女性として残念ではあるけど、後者のタイプが多いんですね…。

うちの院内での話なんですが、上記のＡさんとＣさんの行き違いを仲裁したら、事の発端はＡさんの職務怠慢があった。そしてＣさんは自分の仕事に加えてＡさんの残務を一手に引き受け、連日の帰宅が遅くなっていた。つまり同時にＣさんもＡさんに困っていた。

そしてその原因はその病棟の師超が、何だかんだと実務をしたがらず、自分の仕事をそれぞれのスタッフに振り分け、Ａさんが最も師長がすべき仕事を振られた割合が高かった。Ｃさんは、そういった背景を知らずにＡさんに注意してしまった。

さて、ＡさんＣさんは本来、衝突する必要があったのか。Ｂさんの表面的な一聞でＣさんへの対応を冷たくしたのはやや早とちりだったのではないか。

もし、Ｂさんが「気持ちが落ち着いたらＣさんに気持ちを話してみたら？」と第三者の冷静な対応をして、Ａさんが行動していたら、Ａさんの置かれた状況をＣさんが理解共有して師長の上に相談出来たかも知れない。

物事は複雑に絡んでる。だから100と0の関係なんて無いわけよ。