腹黒ナースの毒ガス室

看護師が猛毒を吐き散らし、毒ガス抜きをする空間です。

根性無しの肥満児と遭難する添乗ナース

行ってきました林間学校添乗ナース…

ああ疲れた。


3週間前に捻挫した児童が、皆と一緒に登山したいと言うので、何かあったら看護師さんお願いします、と事前に聞いてた。

実際はというと、保健室の先生から聞いた話では、親が過保護で甘やかし過ぎて、別に捻挫じゃないけど病院にゴネて松葉杖を借りたり車椅子を借りたりしただけとのこと。

兎に角、坂道を登る事が困難な肥満児だった…


一方で登山の先導は都会育ちで山の知識の無いボケ教員なため、遅れずに前に着いて行けと児童に激を飛ばす。


いや、山でのルールは先頭を歩くものが、後から着いてきてるか気にしながらペースを取ることだ。

それが分かってない。


猛スピードで進む集団と、体格に見合った心肺機能の無い根性無しの肥満児…当然離れる。


看護師さん、Aさんが遅れるので一緒に歩いて下さいと言われて肥満児と後方から着いて行くが、

もう無理です、拷問です、とか口だけは達者だ。

なんかムカつく(笑)

そしてキツい坂を登りきった所で集団を完全に見失い、道が3つに別れてる。


ふと足元を見ると、かなりフレッシュなプーさんの足跡があるではないか(笑)


一応、山では集団とはぐれたら動かずに待機する事が望ましいが、肥満児連れて熊の獣道に留まるのは大変危険だ…

そして腹黒も、児童の予備の飲水2リットルペットボトル2本と救急バッグを背負い、決して身軽じゃない。 


肥満児は「腹黒先生、もう歩けません」

歩けませんじゃなくて、歩く気ねぇだろデブ…

と思いつつ、下山する事を決断し伝えたが…

来た道が肥満児には過酷だったようで、そこを戻るのも無理と座り込む始末。


腹黒は野生の勘を働かせ、入山した位置から進んだ方角を考え、最短で山道に出れるルートを考え、肥満児の荷物も背負い、手を引き下山した。

そして登山コースの管理棟に辿り着いた。


本来なら、予定に無いルートを歩くべきじゃないのは十分承知のうえ、まず山に連れてきちゃイケない根性無しの肥満児の安全を最優先にした結果だ。


そして、集団もその後道に迷い、予定していた到着地点よりもかなり遠くで、イレギュラーにもバスに迎えに来てもらう結果となった。


無知、無計画の上に、どうしようもない肥満児…

お山育ちの腹黒も足ボロボロだわ…こんなの一泊2日で本当に良かった…


無謀過ぎる。


今日は帰りに牧場でウォークラリーというゲームをやって帰ってきた。


なに見てんだよ