腹黒ナースの毒ガス室

看護師が猛毒を吐き散らし、毒ガス抜きをする空間です。

ご長寿早押しクイズ

サンシャイン水族館のペンギンさんが
空を飛んでいるようだ。




腹黒はとうとう心労でストレスと過労で倒れてしまった。


大したこと無いけど。


この歳でまさかの気管支喘息、右突発性難聴。
咳止まんねーわ、耳聞こえねーわで院長からドクトーストップかかり、本日は午前で帰されてしまっただ…


午前中に一般外来の耳鼻科診察室で付いていた看護師が発熱し、抗原検査したらコロナ陽性となり、ご帰宅頂いた。


そして欠員が出たので、ERから一般外来の補欠でやってきた腹黒は、早速よく分からない事例に遭遇する。
なんでこう、間が悪いんだろうね、私は。


患者は高齢男性で、老人ホーム入所前健康診断なるものをしに来たんだけど、聴力必要?
必要なのか…ま、いいやとオージオメーターのボックスに手引歩行で入って貰ったまではいい。


ヘッドフォンをさせる前に、音が聴こえたら押すボタンを握らせて「音が聴こえたらボタン押して下さい」と説明した。
何だかゴニョゴニョ言ってるから理解したものと思いヘッドフォンを爺ちゃんに掛けた。
そこまでは良かった。


こちらが1000ヘルツの音を出す前に爺ちゃん何故かボタンを握り締めて押してる。


あれ?…説明分かってなかったか?と思い、ドアを開けてボックスの中に座ってる爺ちゃんに「まだ音鳴ってません」と伝えたけど、相変わらずボタンを押しっぱなしだ。
ヘッドフォンを爺ちゃんから外して「まだ音出してないです」と大きめの声で行ったけど反応なし。


ええ?…「爺ちゃん!さっきからボタン押しっぱなしだけど、まだ音出てねえんだわ!」と大声出したら、やっと振り返り「ぅあ?」


ここで検査は終了した。


耳鼻科の先生は机をバンバン叩いて爆笑してるし、付添いの家族も笑い転げてる。
楽しそうで何よりだ…




この後、とうとう腹黒は心因性の失声症になり、
現在は、咳、難聴、声出ないの状態でつ。